現在、ウェイビジョンでは新メンバーを募集しています。
数回に分けて、ウェイビジョンの現在のメンバーのインタビューを掲載していきます。

最初はウェイビジョン代表の上田龍成
劇作家、映像ディレクター、イベント企画と多岐にわたる活動を行う上田に新メンバー募集の真意とこれからを聞いた。
(取材日/2月下旬)

 

—それでは自己紹介お願いします。

上田:ウェイビジョン代表の上田龍成です。

—ウェイビジョンでは普段なにをしていますか?

上田:まずウェイビジョンが何をしている団体かというのを話した方がいいと思うんだけど、札幌で主に舞台とイベントと映像を企画運営している団体で、演劇やお笑いに関する色んなことをやっています。

—なぜ「色んなこと」という表現に?

上田:劇団じゃないし、事務所でもないし、制作会社でもないので色んなことっていう表現にしましたね。やっていることを具体的に言うと、お芝居を観たことない人でも楽しんでもらえるようなお芝居のユニット《星くずロンリネス》とか、あと《札幌オーギリング》っていう大喜利ライブとか。それ以外にもバラエティ的な映像企画や《シアターバラエティ》と呼んでいる劇場を使ったイベントごととか。

—ではそのウェイビジョンの代表ということで、上田さんは何をしている人ですか?

上田:肩書きとしては、「劇作家」であり「演出家」であり「映像ディレクター」であり「イベントプロデューサー」であり・・・。基本的にウェイビジョンは僕のやりたい事をやることから始まった団体なので、お芝居もコミカルなものが多いし、やりたい!と思った大喜利イベントも自分の好きなプロレスという要素が入っているし。もともと大好きだったバラエティを札幌の演劇をやっている人やお笑い芸人を巻き込んでやりたいと思ったからやってます。

—それでは、なんでメンバーを募集することになったんでしょうか?

上田:最初、2008年にウェブサイトでウェイビジョンとして動き始めて。で、そのあと2010年に星くずロンリネスを立ち上げたのでそこから今の形になってるかな、と。当初はウェブ動画でバラエティやネットラジオみたいなことを最初やってたんですけど。

—お芝居っていう感じじゃなかったんですね。

上田:じゃなかったね。全く。だからあのまま続けてたら今頃はYouTuberだったと本気で思っている。でも、お芝居に出会って色んな人と知り合ったりする中でさっき言ったみたいな活動を続けてきてここ数年、ようやく「俺がやりたいことばっかやる」っていうよりも例えば熊谷と中島がやっているお笑いユニットの公演のバックアップだとか、作家のがりんがやろうとしていることの手助けとか、そういうことにもようやく目が向いてきて、それもウェイビジョンのコンテンツとして出せるという形になってきてるなぁと思って。それにプラスして俺が色んなことやりまくってきて【ウェイビジョン=上田】だったものをちょっと変えてきたいと思った時に、一緒に仲間としてやっていく新たな人がいてほしいと思ったから今回募集に至ったのかな、と思っていて。単純に今までやってきてたことを継続して一緒にやるっていう人もいてほしいし、新規で新たなものを立ち上げたい!って人とか、自分こんなことできるんだけど一緒にやりません?っていうのも全然アリだと思うし。極端な例なんですけど、この間、飲みに行っている時に酔っ払ってツイッターの下書きに「劇団作りてぇな」って書いてて(笑)劇団に所属している人と飲んでてそれをスゲェいいなと思いながら見ていたんだと思うんだけど。別に今回、劇団員を募集しているわけじゃないんだけどそこまでやりたいんだと思う。

—「劇団」と「団体」はどう違うと思いますか?

上田:たとえば《星くずロンリネス》っていうお芝居のユニットや、熊谷が上京するので今後どうなるかわからないけど《霊6》っていうお笑いのユニットがあったり《札幌オーギリング》っていうのがあったり、それ以外の細かなイベントも《ウェイビジョン》という団体の中にあるっていうニュアンスで、劇団はどっちかっていうと基本的にはお芝居をやる集団で、そのために団長がいて、劇作家がいて、制作さんがいて、そして役者を抱えてるっていう。でもウェイビジョンは所属している人に構成作家的な人もいれば、お芝居の運営をする人・動かす側の人もいて、なおかつ演者側の人もいて割とウェイビジョンは色んな人が集まっているっていう。

—お芝居をやりたいよっていう集合体ではないってことですね。

上田:お芝居だけじゃないっていう感じかな。お芝居をやりたい人を弾くつもりも無いし。

—そもそもなんで「劇団作りてぇな」って思ってたんですか?

上田:もともと星くずロンリネスを始めたことは同世代の劇団が多かったんですよ。クラァク芸術堂の前身の劇団アトリエとか、劇団パーソンズとか、おかめの三角フラスコとか、劇団平成商品とか。で、その同世代の劇団がほぼみんな劇団のメンバーを中心に公演をしていて。そな中で、星くずロンリネスだけ、客演をあつめて、外部からの人をメインにしてお芝居を一本作るっていうスタイルが珍しかったの。でも今、札幌で客演を集めてやる芝居がすごく多くて、俺が目立たなくなってんなっていうのがすごくここ最近思ってる。っていうのがまず1点目。あともう1つは「この人が出るからこの劇団が好き」っていうのってあるじゃないですか。たとえば「小林エレキさんがでるからyhsをずっと見続けてます」みたいな。でも星くずロンリネスの場合は毎回出る人が違うから、この人がファンなんだけど、この人が出ないならいいかな。ってなったり。作品を作る側としても、次この人にこの役をやらせたいとか、一緒に成長していくっていうのがまずなかなか難しいというのに今更ながら気づいて。

—今更ですね(笑)

上田:10年近くやってわかった気付き(笑)もちろんメリットもあるんだよ。でも同世代が今活躍しているのを見ると劇団という単位でイチからやっていたら、もしかしたら自分自身ももっと成長してたかもなぁって。それでなんとなく劇団を作りたいっていうのは思っていて、酔っ払ってより感じたんだろうな。でも今回の募集で、もしかしたら星くずロンリネスが「劇団星くずロンリネス」になってる可能性も大いにありえると思ってるよ。

 

—ウェイビジョンを作ったきっかけはなんですか?

上田:中学の同級生とラジオごっこをしてたんですよ、MDに録音して。で、高校になってからもそんなようなことを続けていて、MDだったのが携帯のムービーとかWEBカメラになったりとか徐々に動画になっていき、その頃にはネットも普及していてそういうものを発信する場もあって。じゃあなんかやろうと思って。当時、テキストサイトが流行っていてそれに影響を受けて、そういうテキストサイトというかウェブサイトを作りたいと思って。

—それがいつくらいですか?

上田:浪人生時代。ウェイビジョンとして立ち上げるのは大学に入ってからかな。だからもともとウェブサイトなんですよ。ウェイビジョンって。で、星くずロンリネスとしてお芝居をやるってなった時に、俺がウェイビジョンの人間だからウェイビジョン主催って書いてたんですよ。

—どうやってお芝居に出会ったんですか?

上田:中学の時から一緒にラジオとかをやっていた友達が専門学校でお芝居を始めて、それを観たりそいつから話を聞いたりしていて。あともともと放送作家になりたくて、でも札幌ではどうすればいいかわからなくて。で、親からは大学行けって言われてたから大学に進学してお笑いサークルに入ろうかと思ったりもしたけど、やめて。あ、それじゃ演劇だと思って。もともと興味もあったし。で、大学のサークルに入って、そこからって感じかな。

—サークルに入った時にはもうウェイビジョンはやっていたということですね。

上田:そう。・・・目立ちたがり屋なんでしょうねぇ。

—今、ウェイビジョンは団体としてどんな雰囲気ですか?

上田:なんか昔に比べたらちゃんとしだしたよね。

—ちゃんとっていうのはどういうことですか?

上田:いや、なんか定期的にミーティングとかするし、ちゃんと集まれる場所があるとか。今のメンバーはお芝居とお笑いに寄った人が多くて、舞台に関わる人が多い。なんとなくベクトルもしっかりしてると思っていて。個人個人は本当に別々の行動をしているんですよ。でも、なんか向いている方向は一緒だなぁと思っていて。今の俺の年齢的なことも考えると上の世代とも下の世代とも仲良くしやすい時期だと思うんですよ、札幌の演劇とかお笑いとか。だからすごい良い時期だと思ってます。あと、結構俺がポンコツなところがあるので、周りが支えてくれてます。俺は舵切る時にはめちゃくちゃ舵切るけど、普段は割と優柔不断だったり考えがまとまらなかったりするのでみんなの意見を聞いてるなぁっていう感じはすごいする。

—「俺、最近周りの意見聞くなぁ」っていうことですね(笑)

上田:そのかわりにたまに舵ぶん回して迷惑かけちゃうこともあるけど(笑)

—ウェイビジョンに向いてる人ってどんな人だと思いますか?

上田:メンバーにほしいものは自主性なんですよ。のちのちでもいいから。なんか脚本書きたいです!とか。なんならウェイビジョン内で俺以外の人が劇団を持っていてもいいと思ってるし。もしくはガッツリ支えてくれる人。っていうか、何か一芸もっている人かな。別にそれはダンスができます、お笑いやってます、落語できます、映像、デザイン、イラストみたいな表現に関わることだけじゃなくても良くて。例えば《マメにWEBを更新をすることができる》とか。全然そういうのでいいと思っていて。例えば、今後のことで個人的に思っていることでいうと《子供と接すること得意です》とか。ちょうど俺らの世代は結婚出産がまた増えてきてて、それが演劇界隈にもってなると観る側も演る側も演劇から離れるのはもったいないわけですよ。そうなった時に必要になる存在じゃないですか。一緒に子供も巻き込んだイベントなのか託児なのかわからないけど、そしてそういう経験を伝えるという表現も絶対あるし。で、そういうことができる人間がうちの団体にはいないので。みたいな。

—なんでもいいから一芸がある人が向いてるよ、と。

上田:でもそれがなくてもうちの団体で活動していく中で、何かは見えてくると思うし。役目というか役割というか。団体に入るってそういうことだよね。

—代表・上田龍成はどんな人ですか?

上田:自己紹介でよく言うのは「他人と違うこと」をいいと思っている人間で、他人と同じことをしても勝てないことってたくさんあると思っていて。同世代が長編の演劇やって評価され始めた時に、俺が勝ち目あることってなんだろうって思って短編演劇をやったし、さっきの劇団の話もそうだし、オーギリングも然り。俺は他人と違うことがしたいっていう人です。

—最後に読んでくれた人に一言。

上田:時間がかかっても発想次第でやりたいことがやれる場になるんじゃないかなぁと思っているので。一緒にやりたいなぁとお互いに思える人が募集してほしいなぁ。逆にどんな関わり方でも活動できるっちゃできるので、例えば今仕事がめちゃくちゃ忙しいけど、WEBなら更新できるよ、とか。全然可能性はあると思うし。あと、大事なことなんですけど、熊谷嶺が抜けるから募集というわけでは無いんです!(笑)今、このインタビューを録っている段階で男子からの募集がすごく少なくて、もしかしてそれを思ってるのでは?と。断じて、熊谷の穴は俺が埋める!みたいな人を募集してるわけではないので!(笑)気楽に応募してください。ぶっちゃけ、次いつ募集をかけるかなんて分からないです。ウェイビジョンとして10年近く活動して知らない人に声をかけるっていうのは初めてなので。逆にお互いが納得した上じゃないと意味がないので、こっちの話を聞いて辞退しても構わないし。なのでちょっとでも興味ある人は参加してみてほしいなぁと思います。

 

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